鉄道
2021年3月8日、首都圏を走る国鉄型車両の最古参である185系が、いよいよ定期運用を終了する。 junny-policies.hatenablog.com 振り返ると僕は、2018年の時点から来るべき185系の引退を考慮していた。すでに特急草津・水上の185系運用は終了していて、それよ…
JR東日本が提供するえきねっとや、JR西日本が提供するe5489、そしてJRバスの各社が運営する高速バスネットなどの各サービスにおいて、僕は言いたいことがある。それはそれぞれのサービスの不便さだ。オンラインサービス全盛の時代に一体何をやっているんだ。…
普通列車なのに2ドア転換クロスシートの特急型っぽい車両という、鉄道ファンの心をくすぐる117系。どこか185系(こちらも近い将来引退することが確定的だ)に似た風貌をもっているが、前面のデザインがずんぐりしているように見えて可愛げがある。 junny-pol…
近郊型電車として活躍していた113系や115系の改良版として1986年に運行が開始されたのが211系である。かつてはJR東日本とJR東海それぞれの近郊路線の直流区間を当たり前のように走っていたが、現在は特にJR東日本での淘汰が進んでいる。 川口駅付近を走行す…
103系以降の次世代通勤型車両として投入された201系。電機子チョッパ制御という省電力型の制御機器を装備していたが、高コストであったことから通勤型車両としてはそんなに広まらなかった。JR東日本では中央線、総武緩行線、京葉線などで使用されていたが、E…
国鉄の近郊型車両のベストセラーである113系と115系は、既に首都圏では全域で引退済みとなっており、残存する115系は新潟管内と、第三セクター路線のしなの鉄道、JR西日本の湖西線、山陽本線の一部に集中している。 僕はこの近郊型電車のクロスシートが好き…
国鉄103系に続いて次世代型の通勤車両として量産された205系は、関西圏では引き続き利用されているものの、東日本ではその数を減らしつつある。 JR武蔵野線 2020年10月26日追記:10月19日、最後の1編成であるM20編成が回送され運用を離脱し、ここに武蔵野線…
このエントリは、僕が国鉄103系電車の運用状況を簡潔にまとめた備忘録としてまとめたものである。編成番号単位の粒度までは落としこんでおらず、103系がどの路線で使用されているのか、というレベルの現況まとめである。運用から撤退した場合は、それを都度…
2020年10月26日追記:10月19日、最後の1編成であるM20編成が回送され運用を離脱し、ここに武蔵野線における全ての205系の運用が終了した。 国鉄が開発した通勤型車両の最後の決定版である205系。かつては山手線や埼京線、南武線などの主力車両として用いられ…
首都圏唯一の国鉄型抵抗制御車両 2021年2月23日追記:2021年3月のダイヤ改正で185系は定期運用から撤退する。 junny-policies.hatenablog.com 185系は、国鉄が開発した特急型車両である。2019年11月現在では、東京駅を発着する定期列車としては唯一の抵抗制…
引退間近と言われる国鉄型車両を撮影記録に残しておくため僕が向かったのは、山陽本線の支線として兵庫~和田岬駅間を結ぶJR和田岬線である。この和田岬線には、国鉄時代の通勤型車両のベストセラーである103系(6両編成・スカイブルー色)が今でも使用され…
僕は久々に関西方面を訪れた。目的は和田岬線103系の乗車と撮影、姫路城や京都の寺社仏閣訪問など訪問目的はいろいろあったが、その中の1つに引退間近と言われるJR奈良線の103系乗り納めというのがあった。 1年半ほど前の記事に書いたとおり、奈良線の103系…
また1つ、往年の名車の歴史が終焉を迎える。 trafficnews.jp 箱根登山鉄道は、2019年7月にモハ1形電車を引退させると発表した。 このモハ1形、実は車齢100年を迎える。1919年の箱根登山鉄道の鉄道線開業時に運用が開始され、当時はチキ1形と呼ばれた。 モハ1…
2020年6月7日追記:新型車両SR1系が7月4日にデビューすることになった。 nlab.itmedia.co.jp SR1系は、深い青色が大変美しい車両だ。よく晴れて爽やかな日も、銀色に覆われた雪深い日も、それぞれの季節の信州の景色にとてもよく映えることだろう。とくにこ…
小田急電鉄は、新型の通勤車両5000形を投入すると発表した。 www.nikkei.com 5000形といえば、僕が思い出すのは初代5000系だ。アイボリー基調にインペリアルブルーと呼ばれる鮮やかな青い帯を巻く小田急カラーで、鋼製の車両だった。この初代5000形、登場時…
「國鐵廣島」が終了へ 115系や103系、105系などの国鉄型車両がのんびりと余生を過ごしていたJR西日本広島地区。金沢、岡山、新潟の各地区と同じように、JRになってからも車両自体は国鉄時代のものしか運用されておらず、鉄道ファンの間では、「國鐵廣島」の…
しなの鉄道115系を乗り納め しなの鉄道が保有する115系車両は、すでに製造から40年が経過している。老朽化が進んでいることから、自社で運用している115系を2019年度から新型車両に置き換えることを発表したという。 tetsudo-ch.com 高崎地区と新潟地区で115…
書く時間があまりなくてすっかり旬を外した感のあるエントリである。 tetsudo-ch.com 東京メトロは2018年9月、丸ノ内線の新型車両2000系を公開し、2019年2月から運行を開始することを発表した。 現在の丸ノ内線主力車両である02系電車。後楽園駅に入線する一…
JR東日本はニュースリリースを発表し、伊豆エリアへ新たな観光特急列車を運行することを発表した。新たに8両編成の特急型列車を新造し、2020年春から東京・新宿~伊豆急下田間を運行するという。 2020年3月12日追記:JR東日本はニューリリースを発表し、251…
中央本線のE351系 松本駅に到着したE351系。山梨県名産のぶどうをイメージしたペールパープルの帯を巻く。 中央本線のE351系は、中央本線に点在する極小カーブを高速で走行するために開発された381系の後継車両であった。僕がE351系に乗った時はまだまだ現役…
ことの始まりは、中央本線沿いに住んでいる知り合いからの連絡だった。時は2014年晩秋。中央本線の高尾~松本間で運用されていたスカ色115系が、この冬で一気に更新され、廃車されるというのだった。 もともと近いうちに中央本線の115系の撮影に行こうと思っ…
国鉄203系は、常磐線(常磐緩行線)と地下鉄千代田線の乗り入れに対応し設計された電車である。2011年9月26日にすべての車両が引退した。 幼い頃、僕は狛江市というところに住んでいた。最寄り駅は小田急線の和泉多摩川駅で、都心に出るには新宿方面へ向かう…
南武線から205系の運用が終了・引退したのは、2016年のことである。 もはや「懐かし」という言葉を選んでしまう。南武線からの205系の引退はわずか2年ほど前であるが、それから遡ること30年に渡って、205系は南武線を走り続けてきた。ある種の歴史の重みすら…
2016年10月27日。埼京線では既にほぼ全ての運行がE233系によってなされる中、唯一それに混じって運用されていた205系ハエ28編成。 この日、とうとうその役目を終え、引退していった。 205系の思い出 埼京線の205系は、僕にとって思い出深い。大学受験のため…
news.livedoor.com 2階建ての鉄道車両というのは、それだけで何か特別であるというような感覚を思い起こさせる。JR東日本の上越新幹線を走行するE4系新幹線もその1つである。 「Max」の名を与えられ、東京~新潟間の上越新幹線の運用に就く。 JR東日本は、20…
千代田線で運用されている東京メトロ6000系(営団6000系)は、登場から42年が経つ。既に後継の16000系が次々に投入されており、かつて千代田線の顔であった6000系は、その本数を2編成まで減らしている。 2018年9月30日追記:正式に2018年10月5日をもって運用…
E257系がさらに中央本線から離脱する 2021年2月23日追記:2021年3月のダイヤ改正で185系は定期運用から撤退する。 junny-policies.hatenablog.com trafficnews.jp 2019年11月10日追記: junny-policies.hatenablog.com 2019年10月31日追記:尾久車両センター…
railf.jp 福島県にある郡山駅から西方面へ伸びる磐越西線で、これまで運用されてきた719系電車の運用が激減している。2017年3月のダイヤ改正によって、新鋭のE721系電車の運転が開始されたことで、老朽化が進んでいた719系の置き換えが一気に進んでいるため…
trafficnews.jp かつて鉄道旅行の花形であり、その栄光を一身に受けていたL特急。その一時代を担った、189系特急電車が引退する。 1972年、交直流特急電車である485系をベースに汎用的な直流特急電車として183系が開発された。この183系が、1975年、信越本線…
GSE投入によりLSEが引退へ 小田急電鉄は新型の70000形特急型電車「GSE」の営業運転を開始した。 GSEは「Graceful Super Express」を意味しており、その名の通り優雅な室内空間と走りを楽しめる設計になっている。 塗装は赤みがかった濃いめのオレンジ色とな…