ありがとう、さようなら。中央本線特急あずさのE351系で、松本城を目指した思い出
中央本線のE351系
松本駅に到着したE351系。山梨県名産のぶどうをイメージしたペールパープルの帯を巻く。
中央本線のE351系は、中央本線に点在する極小カーブを高速で走行するために開発された381系の後継車両であった。僕がE351系に乗った時はまだまだ現役で運行本数も多くあった。中央本線では特急「あずさ」「スーパーあずさ」で運用されたが、E257系の増備や最新鋭のE353系の投入により数を減らしていき、2018年3月のダイヤ改正で運用終了となった。当時からしてみればまだまだ新鋭の車両であり、わずかその4年後に消滅することになるとは全く思っていなかった。
E351系とタッグを組んで「あずさ」「かいじ」の運用に就いていたE257系。こちらも中央本線での運用終了が相次ぎ、今後伊豆方面の特急「踊り子」として185系を置き換えて運用される予定だ。
ちなみにE351系に置き換えられた側の381系はまだ岡山地区で、同じく極小カーブが多くある伯備線の特急「やくも」として運用されている。381系を置き換えたE351系のほうが先に引退することとなってしまった。
詳細は以下の記事に記録している。
松本城は美しい
松本城は日本100名城の1つにして、全国に14しかない現存天守をもつ城郭である。築城主は豊臣家の武将だった石川数正。天守自体が国宝に指定されている、まさに名城中の名城である。
松本駅から歩いて20分弱であり、距離だけなら隣の北松本駅のほうが近いのだが、篠ノ井線は本数が少ないため松本駅から歩いたほうが早い
別角度からの一葉。壁と屋根の黒い色に西日があたり、堀にかかる赤い橋のコントラストが美しい。
松本城の内部観覧については別のエントリを立てることにしよう。
帰りもE351系で立川まで。結局この時くらいしか世話になっていなかったが、あまりにE351系の引退はやはり早すぎるのではないかと惜しむものである。