非モテ恋愛弱者のブログ

旧「非モテ系のままで生きていくブログ」から、恋愛弱者男性ブログに進化しました。レベル36の限界中年/異常独身/非モテのブログ。もう人生折り返しました。残りの人生を頑張らないで生きていこうと思います。なおこのブログには、モテる方法は1つも書いていません。

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【予言】2024年、アメリカの社会分断は第二のトランプを誕生させる

※この記事は2020年11月に書かれたもので、最新ではない情報が含まれます。

アメリカ大統領選挙という一大エンターテインメント

4年に1度のオリンピックやワールドカップなどと同じくらい、今回2020年のアメリカ大統領選挙が面白い。

いや、もしかしたら、僕が注目していなかっただけで、これまでの大統領選挙も面白かったのかもしれない。2016年に、メディアやリベラルなブルジョワ上級国民どもが攻撃したドナルド・トランプが勝利したのには、本当に胸のすく思いだった。
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今回も、日米ともにメディアはバイデン推しだったが、日本時間11月4日昼過ぎにバイデンがカリフォルニアを取った時点でバイデンの選挙人は209(左図)、しかし民主党優勢の州はミネソタアリゾナネバダの3州しかなく、合わせても236しかなく不利な状況だった。一方で共和党優勢の残りの州をトランプが取ればトランプの勝利になるという、トランプ有利の情勢だった。

その後、トランプが優勢だったウィスコンシン州ミシガン州でバイデンが逆転し、一転バイデンが大きく優位となる。郵送票の集計が進み、郵送票の割合の高いバイデンの票数が伸びたのだ。僕はこの時点でバイデンが勝利するものだと思っていた。

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このままでバイデン勝利かと思いきや、バイデンは勝利宣言を未だ出しておらず、さらに米メディアはアリゾナノースカロライナペンシルベニアジョージア、アラスカの6州が確定を取り消した。不正投票の訴えもあり、票の再集計を行っていると思われ、合わせてバイデンの獲得選挙人数も過半数を下回る259へと減っている。

www.realclearpolitics.com

この数日で優勢劣勢が目まぐるしく入れ替わる。勝負の神様も驚きも盛り上がりだ。すごいものを僕は見ている。何というカオス!何というエンターテインメント!世界中が壮大な三日天下を目撃するのか?!

未だ敗北宣言を出さず裁判を提起しているトランプ大統領にも「潔くない」と非難の声が集まっている。そもそも「潔い」という概念があるのか疑問でもあるが、トランプ自身は、おそらく大統領職にしがみつくために裁判を起こしているのではない。正々堂々の決着をつけたいだけであり、不正疑惑があるのだから正しく集計せよと要求しているだけだ。

メディアどもはこれを悪あがきだと嗤ったが、トランプからしたら、劣勢であっても敗北はしていないのだ。勝利の目が完全に潰えていないならば、法規則を遵守した上で勝利を目指すことに何ら非合理的なことはないし、また敗北宣言を出したらもう取り返しがつかないのだ。

野球でいえば9回裏2アウトから長打が出て、一打同点のチャンスくらいはある状況だろう。その状況で、相手投手が抑えのエースでこちらのバッターが打率1割の8番ライトだからといって、敗北を認めるチームは存在しない。伝統や空気に屈服しない、あくまで実利とファクトを重視する実業家としての勝負の姿勢は評価できる。大いに戦ってもらいたい。

そしてこのエントリを書いている11月11日、マスメディアどもは、すでにバイデンが勝利したことを既成事実化したような報道をなしている。こうして集計が確定していないのなら、今の大統領はトランプでありバイデンではない。

優勢劣勢の違いはあれど、まだどちらが勝ったのか確定していないというのが実情だ。メディアどもはそうはさせじと必死だが、僕たち情報を受け取る側は、それに惑わされずに状況を正しく理解する必要がある。実際にバイデンが勝利を確定しようとも、僕たちはマスメディアどものバイデン推し・トランプ叩きの偏向報道を、未来永劫忘れてはならない。

トランプ大統領という「理想のリーダー」

僕自身はトランプ大統領という人物をポジティブに捉えている。トランプは国内外に非常に攻撃的であり、そのメッセージはしばしば差別発言を含み不快を煽った。一方で実業家出身ということもあり、徹底的にビジネスライクな、つまりアメリカにとって損か得かのみを基準とした外交を展開した。

それはすなわち自国の雇用と賃金を増大させ、株価を上昇させ、経済的な拡大と成長を第一としたブレない姿勢であった。メキシコ国境に壁を建設したのも、メキシコから流入してくる不法滞在者によって自国の治安が脅かされることを危惧したためでもあった。America FirstやMake America Great Againなどの標語はトランプの象徴となったが、同時にこれは分断と社会不安を招くとして、民主党を支持するリベラルやセレブやブルジョワ上級国民どもに攻撃されたのだ。

僕は有象無象の賃金労働者であり、仮に僕がアメリカ国民であったなら、そうした不法滞在者や移民どもは僕の雇用を脅かす存在であり、追放してもらうほうが望ましい。こういう連中に寛容や連帯や協調を示す必要はない。そうすれば僕が雇用を失うだけのことだ。

これは僕に限らないと思うのだけど、僕たち一般庶民にとっては、今の仕事が続いて、飯にありつけることが全てなのだ。そのために働く大統領が良い大統領であり、それ以外のことは割とどうでもいいのである。自国の経済を第一優先にしつつ雇用を回復させたトランプは、差別発言しようが国際問題起こそうが、経済を強くし雇用と飯を与えてくれるという1点において極めて優れた大統領だったのだ。

社会の分断は悪くない

確かにトランプは、アメリカの雇用を奪っているとして国内の不法滞在者やアフリカ系移民を本国に強制送還させるなどの姿勢を打ち出し、行き場を失う国民が増えるように思われた。その点を民主党支持者のリベラルやセレブどもは、社会の分断を招く慈悲無き大統領として攻撃した。

社会の分断とは何か?ある階層どうしの利害対立のことだ。

むしろ僕は今のアメリカに、白人対移民・黒人などの人種的なものではなく、低所得者層と高所得者の、あるいは地方農工業者と都市労働者との分断を見出す。そしてそれはそのまま、共和党民主党の分断であり、保守とリベラルの分断でもある。僕はこの分断が悪いことだとは思わない。社会には利害関係があるのが当たり前だし、それだと収集がつかないからこそこうして民主的な選挙を実施して社会の方向性を定めているのである。

セレブやリベラルは卑怯だった

上にも書いたが、僕は、経済を強くし雇用を安定させる大統領が良い大統領であり、トランプはまさにそんな大統領だったと思っている。一方でリベラルどものいう環境問題や反差別、国際協調によって、雇用は安定し経済は強くなるのか?

リベラルやセレブどもは不法移民を攻撃するトランプを非難したが、それならばその不法移民を家に上げてやって暖を取らせたり仕事の斡旋をしたりするような行動をしたセレブがどれだけいたというのか?何のことはない、連中はシリコンバレービバリーヒルズの豪邸から一歩も出ず、SNSで発信をしていただけだ。ビバリーヒルズにその不法移民を住まわせてやることもなかった。そうすると上級国民たるセレブ連中の生活のクオリティが低下することをよく知っているからだ

リベラルが保護を訴えた不法移民どもは、ビバリーヒルズに住めるわけがなく、僕たち有象無象の労働者層の隣人となる。

そうだ、リベラル上級国民どもは、自分たちはそうして痛むことなく、慈悲と協調を訴えていたに過ぎなかった。発する言葉は美しかったが、その代償を自らの身を持って引き受けることをしなかった。つまりリベラル連中は、言うだけ言ってその責任を何も取らないにも関わらず、自らは善良であると認識している卑怯者の集まりだ。この連中は「弱者に手を差し伸べる自分」というセルフイメージを保ちたいだけなのだ。

浜辺に打ち上げられた子供の死体に踊らされて、シリアやレバノンから難民を受け入れたEU各国を見るがいい。リベラル政権が主導した難民受け入れのせいで、社会不安や治安の低下などの不利益を被ったのは名も無き一般市民だ。セレブリベラルどもは美しい言葉でそれを扇動しただけで、何も失っておらず、責任を取ってもいない。この難民たちは、セレブリベラルどもの隣人にはならなかったからだ。

リベラルな民主党支持層におけるこの筋の通らなさが、これだけ攻撃されている(ように見える)トランプが地方労働者層の支持を集めている理由だろう。地方労働者層は、民主党とそれを支持する層が、自分たちの生活の安定に寄与しないことをよく知っているのだ。

「州が投票するのではなく、都市が投票するのだ」

その結果は、大統領選挙の獲得票にそのまま現れている。

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これはトランプの勝利したフロリダ州の開票結果だが、オーランドやマイアミなどの都市圏においてバイデンが勝利しているのに対し、それ以外の地方や農村地域でトランプが勝利している。他の州でも同じように、民主党を支持する青い地域は人口の多い都市圏のみに限られ、それ以外の全ての地域が共和党支持を示す赤色で覆われている。このことから、この大統領選は、大都市対地方の対立軸でもあることがわかる。

2024年、第二のトランプ大統領が登場する

まるで悪の大王が倒される断末魔のようなセリフだが、2020年の選挙でバイデンが勝利したなら、その次の大統領はトランプをさらに先鋭化したような人物が就任するかもしれない。

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このアンケートのとおり、民主党支持者の重要な関心は人種差別や気候変動にあるのであり、経済と雇用や治安維持については大した関心が払われていない。ここから考察できることは、民主党支持者どもが雇用を失う心配がなく、治安の良好な地域に居住できるほどの収入を得ているという点だ。言い換えればブルジョワであり、上級国民であり、セレブである。だから環境問題だの差別問題だの、生存や雇用そのものに直接変わりのない問題にうつつを抜かすことができるのだ。

新型コロナウイルス対策についてトランプ支持側の関心が低いのは、トランプ自身がコロナは大したことがないと訴えを受け入れたのもあるし、新型コロナの対策を進めて経済を停滞させようものなら自らの雇用を失うだろうことを見越しているからだ。一方で民主党支持者は裕福で雇用を失う心配もないから、何の躊躇いもなく経済を停滞させることができる。
今回、リベラルどもが支持する民主党政治によって、労働者層は苦しむだろう。そしてその苦しみは急進化し、生存競争となる。今後4年にわたり鬱積した労働者層の苦痛は、最終的にはトランプをさらに先鋭化したような人物を大統領に押し上げるかもしれない。

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