【世界遺産】日本三景・厳島神社にお参りしようぜ【安芸の宮島】
僕はここ数年かけて、日本三大○○というのを制覇して回っているのだが、ここ安芸の宮島こと広島県の厳島神社は、京都府の天橋立、宮城県の松島と並んで日本三景として称されている。このエントリは、日本三景に数えられるにふさわしい宮島・厳島神社について、僕が訪れたときの記録をまとめたものである。
島内には多くの鹿が生息している。
厳島神社
宮島自体、山岳信仰の名残で神域とされており、厳島神社の大鳥居はそれを社として定めるために建立されたものである。
海上に設置された、明神式・両部式の豪奢な大鳥居。現在の鳥居は明治8年(1876年)に建て替えられたものである。
鳥居を別角度から。渡し船のサービスがあり、舟で鳥居をくぐることもできる。
潮に満ちた社殿。この潮に満ちた部分は「鏡の池」と呼ばれる。奥に五重塔も確認できる。
厳島神社の創建は12世紀、平清盛の時代まで遡る。また神社の境内も、五重塔が設置されるなど神仏習合の影響が残る配置となっており、また社殿には当時の寝殿造の様式を残すため、歴史的にも意義深い。
社殿を別角度から。
五重塔の遠景。
五重塔を近くから見上げる。
干潮時刻となり、鳥居の根本まで歩いていく観光客。海水に浸かっていた部分にはフジツボが群生していた。海中にありつつその鳥居の巨体を支える木材はとても太くて力強い。
この鳥居は前述の通り建て替えられたものだが、900年も前から存在していたものでもある。潮の干満のある不安定な砂地に鳥居を建立した当時の土木建築技術には、驚嘆するべきものがある。
厳島神社の
そうだ、厳島神社の最大の見所は、満潮時と干潮時で全く異なる景色を楽しめることである。もしここを訪れるならば、気象情報ニュースのサイトなどで、潮の干満の時間帯を確認してから行くと良い。僕は行程に恵まれ、訪問時に満潮だったのが帰り際に干潮となり、帰り際に歩いて鳥居の根本まで訪れることができた。
宮島の最高峰・弥山に登頂しよう
さて、宮島の最高峰は
中腹には獅子岩という巨大な岩がある。
今にも崩れそうな岩の隙間をくぐって登っていく。
弥山山頂。
ロープウェイで登ることもできる。
ロープウェイからの瀬戸内海の眺望。かつて伊藤博文は「日本三景の一の真価は弥山頂上からの眺望に有り」と評した。
宮島・厳島神社へのアクセス
この素晴らしい宮島・厳島神社へは、公共交通機関で気軽に行くことができる。
アクセスは、JR山陽本線の宮島口駅か、広島電鉄の広電宮島口駅まで向かい、そこからフェリーで向かうのが一般的である。
また、あまりメジャーではないが、広島市内の原爆ドーム近くに元安橋という橋がかかっている。アクアネット広島社は、その桟橋から宮島行きのフェリーを運行している。
世界遺産巡りフェリーとして、原爆ドームと厳島神社の両方を訪れることができる航路を運営しているため、参考にされたい。
それでは読者諸君、良い旅を。