非モテ恋愛弱者のブログ

旧「非モテ系のままで生きていくブログ」から、恋愛弱者男性ブログに進化しました。レベル36の限界中年/異常独身/非モテのブログ。もう人生折り返しました。残りの人生を頑張らないで生きていこうと思います。なおこのブログには、モテる方法は1つも書いていません。

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ワーケーションしたら大失敗だった件

諸君はワーケーションというのをやったことがあるだろうか。リモートワークの環境が広まったことで、ワーケーションは新しい働き方として注目されている。実際のところはどうなのか。僕もやってみることにした。

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愛車であるGG9インプレッサの5MTを駆り、高速道路を2時間、山道峠道を1時間走る。僕がワーケーションの地に選んだのは、群馬県の奥軽井沢にある万座温泉だった。

先に言っておくが、大失敗といっても、万座温泉がワーケーションに不適であるということではない。サービスが悪いわけでもない。むしろ万座温泉もホテルも最高だった。そうではなくて、僕のような人間はワーケーションをするべきでないという話である。

万座温泉は強酸性の硫黄泉が湧出することで有名で、僕は常々ここを訪れたいと思っていた。もともとは平日で休みをとっていたのだが、僕は一方で忠実な社畜でもあるので、打ち合わせのいくつかを受け入れてしまった。

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万座温泉の湯畑。80度の源泉を冷却し、各ホテルに分配している。

その中には緊急を要するトラブル対応もあったので、致し方ないことだった。しかし僕は万座温泉を諦められなかった。そこで僕は、昨今話題になっているワーケーションとやらをやってみようと思い立ったのだった。

僕が止まったのは、万座高原ホテルという、プリンスホテルが運営する温泉ホテルだ。このホテルは敷地内に4つの源泉を有し、混浴ではあるが、色や温度の異なる様々な泉質が楽しめる石庭露天風呂がある。客室内にも無線LANが整備されており、ワーケーションの場所としては悪くない環境だった。

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万座高原ホテルのイチ押しである石庭露天風呂。公式HPより。

15時頃にホテルに到着し、チェックインする。そして持参したPCを起動し、無線LANの設定をして、メールをチェックすることから僕のワーケーションはスタートした。適当にメールを返信し、打ち合わせに臨む。

僕は途中から、強烈な虚無感に襲われた。一体僕は何をやっているのだ。

今ここには、万座高原のきれいな空気もあれば、源泉の湧出する湯畑、館内には素晴らしい温泉、あるいは今いる客室だって、ふかふかのベッドが僕を待っている。そんな素晴らしい場所にいるというのに、一体どうして、こんな鬱々とした気分で僕は会議に出席しているのか。

この気分は、最も開放的になる旅行において、まったく相応しいものではない。会議が終わり、適当に資料を作ったりメールを返信していたりすると、もう夕食の時間が迫っていた。しかし直前に会議をやったことで、「あーまじ面倒くせぇ」的な気分が続いてしまっていた。

夕食は素晴らしかったし、温泉も大変開放的な気分になったが、それでも最高の気分にはならなかった。少しだけ仕事のことが頭の中に引っかかっていたからだ。

ワーケーションのあるべき姿というのは、普段と違う環境で仕事をすることで、気分をリフレッシュして効率的に仕事をするとともに、クリエイティブな発想を得ることである。会議や資料作成の合間に温泉に入ったりすることがワーケーションの醍醐味らしいが、温泉に入るなら温泉に入ることに、美味しいものを食べるなら美味しいものを食べるのに集中したい。

その意味からして、少なくとも僕には、ワーケーションというのは性格に合うものではなかった。

結局僕はあまり頭を切り替えられない人間であるようで、仕事のときの鬱々とした気分を、その後の夕食時や温泉の時間にも引きずってしまった。これはつまり、リフレッシュができていないことになるので、ワーケーションとしては失敗である。

僕は、ワーケーションを取り入れてしまったことによって、素晴らしい温泉や夕食を十分には楽しんだが、十二分に楽しむことができなかった。素晴らしい旅行ではあったが、最高の気分にはならなかった。正直言ってリフレッシュもあまりできなかった気がする。何しろ翌日も仕事だったからな。

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温泉の川が流れる「空噴」。しばしば水蒸気が湧き上がるという。

そういうわけで、頭の切り替えがあまり得意でない諸君には、流行りに乗ってワーケーションなどやらないほうがいいと思う。仕事も遊びも、どちらも中途半端になってしまうと思う。遊ぶなら遊ぶ、仕事するなら仕事をするで、きちんとメリハリをつけたほうが、遊びは楽しくなるし、仕事は楽しいとは言わないまでも、効率はマシになるものだ。

あと万座温泉はまじで最高のお湯なので、温泉に迷ったらぜひ行ってみてほしい。ただ1つ、これはスケベジジイどもへのアドバイスだが、万座高原ホテルの混浴に、若い女性が入ってくることは期待しないことだ。

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