とある喪男の雑記ブログ

喪男とはモテない男のことです。寝ることと知的ぶることが好きな、意識低い系喪男の雑記ブログ。流されることなく、流れるように、ゴミみたいな人生を、頑張らないで生きていく。全体的に低スペック。絶食系男子。鉄オタ。飛行機オタ。城址仏閣好き。

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ウィーンからブラチスラヴァへ日帰り旅行しようぜ

ウィーンからブラチスラヴァまでは、高速バス、鉄道、ドナウ川を渡っていくフェリー便がある。半日をシェーンブルン宮殿の観光で費やした僕は、残りの半日を隣国スロヴァキアの首都ブラチスラヴァで過ごそうと計画していた。

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スロヴァキアとウィーンの国境となる、美しき青きドナウ川

なぜブラチスラヴァなのか。国境を陸路で超えてみたかったからだ。そして、あの真四角のテーブルのようなブラチスラヴァ城をこの目で確かめたかったから、赤い屋根の建物が立ち並ぶ美しい町並みを眺めたいから、そして、中世ヨーロッパにタイムスリップしたようなあの石畳の裏路地を歩いてみたいから。

陸路で国境を超えるという、日本ではできない体験

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ヨーロッパでは国際列車が多く運行されており、数時間で隣国を訪れることができる。

なるほど、空路以外で国境を超えるという経験は、島国である日本では体験できるものではない。このオーストリアの首都ウィーンと、スロヴァキアの首都ブラチスラヴァは、直線距離にしてわずか50kmほど、鉄道でもバスでもフェリーでも1時間少々で移動できる距離にある。国境を超えるということがどれだけ軽いものなのか。そうした体験も加味してのものだった。

ウィーン発着のフェリーに乗れなかった話

当初の計画では、往路をフェリーで、復路を鉄道でと考えていた。チケットは都度都度窓口で購入すればよいと考えていた。

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ブラチスラヴァへのフェリー便は、シュヴェーデンプラッツ駅近くの船着場から発着する。船着場へ向かう桟橋にも「Bratislava」の意匠が見える。

本来はこのフェリーで1時間ほど、ドナウ川の船旅を楽しんだ後に、ブラチスラヴァで過ごす計画だった。しかし発着時刻が合わず、フェリーでの移動は早々に断念することになった。

なお、この便を運営しているのはこちらのTWIN CITY LINERという運航会社である。もしフェリーでウィーン~ブラチスラヴァ間を移動するなら、こちらにて時刻と料金を確認されたい。日程が決まっているのならオンライン予約もしてしまおう。

ウィーンからブラチスラヴァへ向かう便の時刻表はこちら。

https://twincityliner.com/en/content/vienna-bratislava

ブラチスラヴァからウィーンへ戻る便の時刻表はこちら。

https://twincityliner.com/en/content/bratislava-vienna

高速バスでウィーンからブラチスラヴァへ向かう

というわけで、僕は高速バスでブラチスラヴァに向かうことにした。高速バスは地下鉄U3のエーアトベルク(Erdberg)駅のバスターミナルから発着する。

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エーアトベルク駅。写真右手がバスターミナル。奥に見えるのは火力発電所

チケットカウンターもバス停の近くにあり、ここでブラチスラヴァ行きのチケットを購入する。

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チケットは7.5ユーロ、日本円で1000円くらいか。

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バスは途中でウィーン・シュヴェヒャート国際空港を経由する。

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空港を出発した後は、ドナウ川沿いの小麦畑と森林地帯をひた走る。

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小麦畑に立つ風力発電施設が目を引く。

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出発から1時間ほど経過し、ようやくブラチスラヴァ市街地が見えてくる。

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写真の左手に写っている高い塔はテレビ塔である。右側には白亜のブラチスラヴァ城が、四角形の特徴的な姿を見せている。

ブラチスラヴァ城を散策する

さて、バスはあっさりとブラチスラヴァ国境を越えたようだ。実のところ何の感慨にふける間もなかった。少々拍子抜けの感がある。

まるでちょっと遠くの街に来ただけのようだ。雰囲気もヨーロッパ圏内で早々変わるものでもない。言葉がドイツ語でないことくらいはわかったけれど。

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ブラチスラヴァのターミナルに到着した高速バス。

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バスターミナルからは、廃墟となった城塞遺跡であるデヴィーン城へ向かうバスも発着する。HRADは「城」の意味。しかしこのバス、連結されていて車長が異様に長い。運転しづらそうだ。

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まずはブラチスラヴァ城を目指す。

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ブラチスラヴァ城は高台にあるため、坂道を登っていく。人気の無い石畳の道に、ヨーロッパ風の住宅が並ぶ。まるで中世ヨーロッパにいるようだ。

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坂道の途中から、ドナウ川沿いに立ち並ぶ高層建築群を眺める。スロヴァキアの国旗がはためき、ガラス張りの近代的な高層ビルと、その奥に規格化されたマンションのような建物が並ぶ。

このあたりの建築物のコントラストは、かつて東側であった国々にまだまだ残っていそうだ。

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ドナウ川に架かる吊橋。橋脚塔の上にある物体は、形状の通り「UFO」と呼ばれているらしい。

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彫刻が美しいブラチスラヴァ城の城門。

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ブラチスラヴァ城の近景。「ひっくり返したテーブル」とも呼ばれているらしい。角度的に完全に逆光になってしまった中、露出をひたすら調整してもこれが精一杯で、最もマシなものを載せてみた。晴れた日の午後に来るとこのような写真しか撮れないため、注意されたい。

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ブラチスラヴァ城は高台にあり、ドナウの大河とブラチスラヴァ市街を一望できる。左手に見える塔はマルティン教会の聖堂である。

こちら側は午後が順光になるため、青空のもと、ドナウ川沿いに広がる美しい街並みを撮影できる。

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マルティン教会は、オーストリア帝国の大公女マリア・テレジアハンガリー王として即位した際、戴冠式を行った場所として有名である。これもハプスブルク家の足跡をたどる旅の一環なのだ。

ブラチスラヴァ市街を散策する

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何かの記念塔が、夕日に映える。

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ミハイル門。ブラチスラヴァはかつて城砦都市であり、その時設けられた城門が今でも旧市街に残る。

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ブラチスラヴァの官公庁街には、日本大使館がある。日章旗がはためいているためわかりやすい。

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スロヴァキアの大統領宮殿。

ブラチスラヴァからウィーンへの復路は鉄道を使った

ブラチスラヴァの観光を駆け足で終えた僕は、鉄路でウィーンに帰還すべく、ブラチスラヴァ中央駅に向かった。

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ブラチスラヴァ中央駅の全景。

僕はこの時、時刻表すらまともに見ていなかった。今思えば、よくもそんな暴挙をしでかしたものである。時間帯によってはウィーンに戻れないというトラブルにもなったわけだ。これについては大変反省している。それ以来僕は、外国で移動する時は、全ての経路の時刻表を確認するようにしている。

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ブラチスラヴァ中央駅からは、プラハチェコ)やブダペストハンガリー)への国際列車が発着する。

しかしブラチスラヴァ中央駅のスタッフは、日本人基準でホスピタリティに大変欠ける。駅の窓口で並んでチケットを買おうとしたが、僕の番になってカウンターがクローズの時間になり、それでも僕が気づかずに並んでいたらスタッフに「クローズ!」と怒鳴られたり、別のカウンタに並んだら英語がわからないと言われ、さらに並んだらクレジットカードが使えないと言われ……本当にブラチスラヴァは観光都市だというのだろうか。

チケットは何とか買えたため列車に乗ることはできた。列車のボックスシートに体を預ける。ヨーロッパの列車の軌間標準軌なので、高速走行でも揺れることなく快適だ。周りからドイツ語しか聞こえてこなかったのも、国際列車に乗っている感をさらに高めた。列車に揺られて1時間少々、僕は無事ウィーンへ戻ってくることができたのだった。

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