全体主義を希望する日本・自由主義を勝ち取る欧米
オーストラリアとかいう全体主義専制国家(笑)
オーストラリアは、国民に新型コロナウイルスのワクチン接種を義務付けるという。ワクチン接種をしない場合は罰金刑に処せられるという。
まったく、中国の専制主義が可愛く思えるほどだ。中国は専制主義であることを隠していないが、オーストラリアは曲がりなりにも自由主義国家である。にもかかわらず、ワクチンを接種する自由意思を制限し、しかもそれに従わない者には罰金を科すと言い出している。もはやオーストラリアは、中国の一党独裁や社会統制、基本的人権の抑圧を非難することはできなくなるだろう。
オーストラリアに自由などなかった。ワクチン強制とか、ナチスや中国共産党と何が違うんだこいつら。人権侵害国家が二度と自由主義を名乗るんじゃねえぞ。 https://t.co/nP7gE8ulqR
— INTJ型の非モテ (@himote_sattva) October 15, 2021
自由権の侵害と戦う欧米国民っていいよな
しかし今、様々な国で外出制限をかけたり、ワクチン接種を義務付けたりする政府に対して、国民が広く反発しているという光景を目にする。僕たちは彼らから、自由であり続けようとする人間としての矜持を感じ、非常に趣深い気持ちになる。やはり自由とはこうでなければいけない。外出の自由、移動の自由、ワクチン接種の自由意志……こうした自由が侵害されるならば、戦うしかない。そして勝ち取るしかない。
白人どもはそのあたりの、譲ってはいけない一線というものを心得ている。彼らはやはり戦勝国に値する。その覚悟たるや良し。それでこそ自由な人間だ。かっこいいぞオーストラリア国民。
日本人とかいう専制主義大好き国民
日本では誰も暴動を起こさない。せいぜい反ワクチン派が、しょうもない陰謀論を並べ立てて街頭演説をするだけのことだ。結果として表面上は平穏無事でありつつも、こうして大人しく政府の自粛要請に従った結果、今やスタグフレーションの様相を呈しており、経済的には一人負けである。
戦後76年が経っているというのに、今一度僕たちは負けてしまうのか。まぁ僕たちも僕たちとて、僕以外の国民は、自ら専制主義国家であることを望んでいるフシがあるので、それはそれで中国のことを笑えない。
そうだ。僕の意見とは正反対なのだが、日本国民の中の多数派は、コロナ感染者を徹底的に検査で発見し、14日間という期間において生活を軟禁状態にするという、非人間的な扱いを望んでいる。またマスク着用とワクチン接種を義務化し、自粛要請に従わない人間に対しての罰則を要求している。はたしてこれは自由主義国家のやることか?
僕たちの自由権は、公共の福祉のために制限されるというのか?ならば問おう。自由権の抑圧の代償として得られる公共の利益とは具体的に何だ?諸君らの安心か?コロナ感染者数抑制か?あるいはたかだか何万人かの老人どもの命を、数年間生きながらえさせることか?
まぁそうだとして、その結果として僕たちは、(他国がGDPを回復させている中で)GDPのマイナス成長というかたちで経済的利益を逸しているわけだが、これは公共の利益を侵害していることになるんじゃないか?自由権を抑圧した上に公共の利益すら侵害するとは、最低最悪の取り組みじゃないか。どうなんだ。答えろ。
ここは自由主義国家たる日本国である。日本の緩いコロナ対応体制が不満であり、それまで中国のような国民統制が好みなら、どうぞ中国に移住するがいい。中国政府は諸君を事細かに管理し統制してくれるに違いない。とても安心できるじゃないか。諸君にとっての理想の国家がすぐお隣りにある。
身の安全のために自由を差し出すものは、身の安全も自由も得るに値しない
欧米各国の国民は、自由権の侵害に危機感を覚えている。マスクをする自由としない自由、ワクチンを摂取する自由と摂取しない自由、移動する自由と移動しない自由、それら全ての自由を守るために戦っているのだ。それを僕たちは、だから欧州のゴミカスどもはいつまで経ってもコロナの感染者数が減らないのだとあざ笑う。まぁ率直に言って、人間として正しいのは欧州の国民の方だ。
今自由権は危機にある。アメリカ独立戦争を戦い、独立宣言を起草したベンジャミン・フランクリンの言葉が示唆に富む。「身の安全のために自由を差し出すものは、身の安全も自由も得るに値しない」。アメリカ建国の父のこの言葉を、僕たちはどう取るか?
このまま大人しくワクチンを打って毎日マスクをして、周囲に怯える奴隷か家畜の羊のように過ごすか。または一日中ノーマスクで過ごす等、自由を取り戻すためのささやかな抵抗から始めるか。僕たちは問われている。ちなみに僕は後者を選択する。社会不適合者扱い上等。お前らのような自由主義不適合者に比べればマシだろうからな。