僕は今回、コンプレックス医療系広告の追放を目的にして、これらすべての広告をブロックすることにした。諸君が僕と同じように大なり小なりのブログやメディアを運営し、こうした広告のブロックをしようと思っているなら、このブログに書いてあることが、多少の役に立つかもしれない。
僕が追放しようと思ったのは、シミが消えるだの、鼻の角栓が落ちるだの、口臭がなくなったり歯がきれいになるなどの広告メッセージを、不潔さと不快さを催すファーストビューで訴求する広告だ。
老人の垂れた顔のアップや、鼻の角栓の拡大写真、ヤニにまみれた歯の写真など、これらの広告は見る者を不快にさせる。諸君が自分のブログやメディアを訪問してくれたユーザに素晴らしい体験を持ち帰ってもらいたいなら、こうした不快になるコンテンツは極力排除する必要がある。
僕はこれらの広告を、アドセンスの管理画面から1つ1つ停止していったが、どうにも効率が悪い。何しろ「関連広告を検索」を押しても、関連広告は出てこないからだ。僕は広告アカウントをブロックしてもキリがないと判断したので、URL指定による一括ブロックを実施することにした。
それは地道な作業だった。僕は注意深く、この広告のURLを観察した。その結果、この広告の配信主は.tokyoや.xyzドメインを取得しており、その下に多くのサブドメインを切り、かつ複数の広告アカウントで運用することで、全く別の広告アカウントが運用しているように見せかけていたことがわかった。
URLについては、.tokyoのあとにディレクトリが2021/08/14みたいに切られている。これは僕にとって好都合だ。.tokyoの後はすべて削除し、その前のサブドメインを含むURLが特定できれば、あとはそれをブロックリストに放り込むことで、広告が表示されなくなるはずだ。
同じやり方で、次々にドメインを確認していく。重複を削除すると、全部で15ほどだ。これをカンマで区切って、ブロックする対象の広告主URLに設定する。
僕は諸君に、僕が調べた限りの、今回の広告を配信していたURLを文字列として提供する。諸君は以下の文字列を、ブロックする対象の広告主URLに設定するだけでいい。
Googleのヘルプも参照されたい。
これで諸君のサイトには、老人の顔のアップ写真がいきなり表示されて、ユーザが不快に思うこともなくなるだろう。諸君のサイトでのユーザ体験は改善した。やったぜ。