僕たち男は、小学校高学年以降、常に女の性的魅力に惑わされることになる。その脚や腰や胸のいずれか、あるいはその全てに性的趣向を覚えるようになるのだ。なぜ僕たちはこれほどまでに、女の体のパーツに魅了されてしまうのだろうか。
進化心理学の説明は、別のエントリに説明を譲ろう。
進化心理学上、男性にとっての女性の価値とは、自分の遺伝子を継承することを受け入れてくれる肉袋である。僕たち男は、女から発せられる、妊娠可能性が高いというシグナルを、本能的に感じ取っている。残念なことに、諸君ら女がどれだけそれを否定しても、自らの肉体的魅力は自らの愛する者のためだけにあると主張しても、本能的に諸君はそれらのシグナルを発しているのだ。僕たちはそれを本能的に感じ取っているにすぎない。
髪の魅力
豊かな髪、艶やかな髪は、若さの象徴だ。これは男もそうだが、髪には自分の年齢状態が現れる。髪は、老いると細く弱々しくなり、ヨレてハリやコシがなくなる。それはその人の魅力を減じてしまう。
顔つきが老いるのは仕方ないが、髪は手入れをすることによって状態を維持することができる。たまたまYoutubeで見つけた倖田來未の「め組のひと」が良かった。倖田の髪はロングの茶髪だったが、髪の1本1本が艶やかで照明を反射し、それが揺れ動くことで、彼女のダンスにアクセントを与えていた。
あの美しい髪は見事なものだ。食事から何から気を使い、さらに金も使っているのだろう。
例えば長い髪は、男の「動くものを目で追う」という習性を利用したものだ。長い髪は、ひとひらの風でよく動く。女の装飾品で「動き」を与えるものが多い理由の1つでもある。ストレートも悪くないが、巻いたりウェーブをかけたり盛ったりすると魅力が増すのは、そこに「動き」を感じるからだ。
脚の魅力
「美脚」という言葉があるように、僕たちは脚の美しさに見惚れることがある。
細すぎず太すぎない脚は健康的であることの象徴であり、それはそのまま健康的な子供を宿すことのアピールでもある。このバランスが難しい。よく言われるように、細ければいいというものではないのだ。
自分の体重を支えることすら心もとない細さの脚に、男は魅力を感じない。むしろそれは、栄養状態の悪さから連想される不健康の象徴でもある。この脚はモテない。脚には適度に筋肉がついていなければならないのだ。
腰の魅力
細くくびれた腰は、他の男の子供を宿していないこと、つまり妊娠が可能であることの象徴である。脚にも言えることだが、太った女を性的に魅力的に感じないのは、それが他の男の子供を妊娠していることを想起させるからである。男性は他の男性の遺伝子をすでに宿している場合、自分の遺伝子を宿す可能性がないことから、それに欲情しても自分の遺伝子が継承できるわけではない。だから無駄な欲情はしないように設計されているのだ。
脚と腰は、それがそのまま女性器という重要なパーツに距離が近いことから、その意味でも魅力を感じる。もしモテたければ、脚と腰は、適度に肉をつけつつ、それでいて太ましくならないという絶妙なバランスが必要だ。
大体、今どきの女というのはひどい運動不足である。彼女たちは運動のような苦しむことが嫌いなので、ただただ食べる量を抑制することで体型を維持しようとするわけだ。それでも、頑張った自分へのご褒美とか言って、甘いものや酒を摂取することで、その腹が中性脂肪の貯蔵庫となるのが関の山である。
その結果基礎代謝は落ち、筋肉はまともにつかず、骨もスカスカ・ボロボロの60代の老婆のような体質になっている。太っていないにせよ、まともに筋肉もついていないというアンバランスな体つきになっているのはそのためだ。
腰に関しては、痩せているに越したことはない。しかし、運動していない痩せ体型と、運動している引き締まった体型というのは違う。もし諸君が他の女に性的魅力で差をつけたいなら、適度な運動を行うことによって、健康的で魅力あふれる体を手に入れることができる。他者のやっていないことをやるのが重要なのだ。少しくらいは苦しい運動も我慢するがいい。
諸君はこれから寄ってくる有象無象の男どもの中から、最も優秀な精子の持ち主を自分の体内に受け入れる必要がある。より多くの有象無象が寄ってくれば、優秀な遺伝子の持ち主に巡り会える可能性も高くなるだろう。母数は多ければ多いほどいい。優秀な精子の持ち主を選別し、自らの遺伝子を改良し継承するという、遺伝子の存在目的にも合致する戦略だ。
これは諸君の遺伝子の継承と改良のためにも必要な取り組みだ。にもかかわらず多くの女が、自らの性的魅力にあぐらをかいて、必要最低限の努力すらしていないこともある。実際、大した努力をしなくても、女は特権階級のごとく、男からの搾取を許されているし、少なからず男は寄ってくるだろう。
しかし、もっと多くの、あるいは魅力あふれる男を捕まえたいのなら、魅力的な体を手に入れるために努力せよ。それは必ず、諸君の未来を切り開くだろう。
胸の魅力
発達した胸は、第二次性徴により子供を産める状態になったことを意味する。そして母性の象徴でもある。また豊かな胸は、自分の子供を育てる上で、安全に母乳が与えられるということでもある。対極にあるのは貧乳だが、胸は脚や腰と違って、大きければいいというものでもない。小さくてもなぜか需要がある。堂々としていよう。上の段でも書いたが、自分の体を引き締めるという努力は行えば、諸君の魅力に気づいてくれる男が現れるだろう。
「露出できる」という爆アドバンテージ
ここ最近、暑いのにもかかわらず、ガウチョパンツコーデだのオーバーサイズだの、体型を覆い隠すファッションが流行しているようだ。もちろんファッションには流行り廃りがあるのだが、とくに性的にも成熟する女子高生、女子大生の時期のうちは、露出できるものは露出したほうがいい。
きめ細やかな白肌や、無駄な脂肪のついていない美しい脚は、この時期しか見せつけることができない。そしてこうして肉体美を見せつけた結果、玉石混交の男どもが諸君に群がるのである。それは今しかできない。20代の後半になれば、肌のツヤが失せ、「もうそんな年じゃない」と、スカートもパンツも長くなる。自信がなくなってしまうからだ。
肉体がもっとも美しさのピークを迎える時期に、その肉体のアドバンテージを最大限に生かさないのは、あまりにも機会損失が過ぎる。
そして露出するなら見た目を整えろ。露出すればいいというものでもない。例えば腹回りがだらしない女のへそ出しファッションは、腹がボテッと膨らんでいるところを見せつけられているようで、不快にすら思わされてしまう。太ましい脚のミニスカートもなかなか見苦しい。
引き締まったプロポーションを見せつけるから魅力的なのだ。肥満という不健康の象徴を見せつけておいて、「あるがままの私」を見せることに甘えてはいけない。
諸君はもっと魅力的になれるはずなのだ。努力せよ。