どうせモテないし独りで生きていこうぜ

政治や経済、社会の様々な問題点を考察したり、国内海外問わずぶらり旅したり。どうせモテないので好き勝手に生きていこうと決意した、とある低スペック喪男のブログ。

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ありがとう、さようなら。国鉄185系特急電車が引退へ

185系電車が引退へ

国鉄185系電車は、1981年に当時の国鉄が運用を開始した特急型列車である。すでに運用開始から40年近くが経過しており、老朽化にともない引退・廃車が懸念される系列の一つである。

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先日、東京・新宿から甲府・松本方面へ向かう中央本線の特急「あずさ」と「かいじ」に、新型車両E353系が投入されると発表された。

news.mynavi.jp

すでにE353系は運用に入っており、これまで利用されていたE351系を置き換えると言われている。

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定期列車の運用から撤退することになったE351系。振り子式制御を採用し、山岳地帯の急カーブを高速で走行できることが強みだった。

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なぜ185系のエントリで、E353系の話をするのか。以前、中央本線特急の運用についていたE257系が東海道線特急「踊り子」に転用されるというニュースもあったし、もしそれが起こるとすれば、そのトリガとなるのはE353系の増備であるからだ。

www.sankei.com

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立川駅に入線するE257系。今後新たに「踊り子」運用に就く。

東海道線での185系特急「踊り子」

185系は、首都圏を走行する唯一の抵抗制御列車である。165系103系113系といった抵抗制御車の仲間が走っていた時代があった。185系はそれらの仲間とともに、東海道を駆け抜けた。京浜東北線を走っていた103系が引退し209系、そしてE233系に置き換えられても、185系は変わらず走り続けていた。東海道線を走っていた113系が211系、そしてE231系E233系に置き換えられても、やはり185系は変わらず走り続けていた。EF66型電気機関車に率いられたブルートレイン富士・はやぶさ」は姿を消し、寝台特急サンライズ瀬戸・出雲のみになっても、やはり185系の姿を東京駅で見ない日はなかった。

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JR東日本のパンフレットにはまだ、「定番」として185系の姿が見られる。

僕は185系の引退が近いことを知っていた。だからどこかで乗り納めをしておくべきだと思った。ある年の5月の大型連休期間、僕は東京駅から修善寺まで、15連の特急踊り子105号(9:00東京駅発)に乗車したのである。電動車であるモハ185の台車付近の席をあえて予約したのは、今では希少となってしまった抵抗制御のモーター音を堪能するためでもあった。

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田町駅付近。東海道線の上り線を走行する185系湘南色のストライプを身にまとう。

品川駅を発車すると、複数のポイントにおいてガタガタと音を立てながら低速で進む。そしてポイントの多い区間を過ぎた後、いよいよ主電動機であるMT54が唸りを上げる。低速~中速域の重厚なモーター音が、時速60kmくらいを過ぎた頃から、一気に甲高く鳴り響く。大井町駅を過ぎたあたりで、フルノッチになったのだろう。速度は時速90kmくらい。大森駅京浜東北線を待つ人々にとってはただの騒音でしかないこの重く高い音も、懐古趣味な僕にとってはそれだけで安らぎを感じるのだ。昔、祖父母の家に帰省するたびに乗った京浜東北線103系スカイブルーを思い出す。隣を走る東海道線113系と、特急踊り子や湘南ライナーで運用されていた185系にあっさり抜かされて、子供ながら苦々しく思った覚えがあった。

この甲高くも重たい音が、車内に響く。僕はこの音がとても好きなのだ。おそらくそう遠くない未来にこの音はきっと聞けなくなるだろう。

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横浜駅に入線する185系

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伊東駅に到着した185系

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修善寺駅に到着した185系

高崎線で運用された185系

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大宮駅で留置される185系湘南色ストライプ

少し前ならば、高崎線上越線吾妻線区間において、ホームライナーあかぎ、特急「水上」及び「草津」として運用されていた185系。今では後継の651系がその任を継ぎ、特急水上は臨時化(事実上の運用終了)となってしまった。

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特急あかぎの運用に就く185系上野駅で出発の時を待つ

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水上駅に到着した185系。特急水上としての運用。写真左には115系の姿も。このツーショットはもう見ることはできない。

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水上駅で留置される185系

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川口駅付近を走行する、157系塗装の185系。特急草津での運用

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特急「草津」と「水上」は、新前橋駅で前後7両に解結される。

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185系に代わり特急「スワローあかぎ」の運用に就く651系

鉄道車両は機械なので、いつかは老朽化で引退するべき運命にある。これまでも多くの鉄道車両が惜しまれつつも引退し、博物館に行くか、長野で解体されるか、幸運なものは海外や地方路線で「第二の人生」を歩んでいる。その車両が走っていた日常は、それから永遠に失われ、誰かの記憶の片隅にとどまるのみである。

ちょっと悲しいし寂しいけれど、まぁそれも仕方のないことだ。
ありがとう、さようなら。惜別185系

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