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とある底辺喪男の社会評論

現代社会の様々な問題点や、政治、経済、金融、教育のあらゆる社会的分野について、好き勝手に評論する若干意識高めのブログです。ただし、論者は底辺喪男です。

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花粉症は公害病だから撲滅されるべき

社会論

 

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 花粉症という言葉は、春の季語みたいなものだ。今や国民の3人に1人は花粉症を発症していると言われる。僕の周りでも、この季節は多くの人がマスクをし、薬を飲み、絶えず襲いくる目のかゆみと鼻の不快感と戦っている。僕がふだん関わりのある人だけに限れば、花粉症を明確に発症していないのは、僕だけだ。

ちなみに僕は花粉症としての症状は実は軽く、4月くらいまではどうということもない。それよりも5月あたりから偏西風に乗って日本に飛来する黄砂のほうが僕にとってはつらい。黄砂は中国の重工業地帯を吹き抜け、その時にその身に工業排ガス由来の炭化物、硫化物、窒素酸化物を纏い、はるか日本海を渡って、僕の目と鼻を刺激するのだ。まじ公害。まじ害悪。

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花粉症は死なない公害病

花粉症の原因・由来が自然物というか、植物だから、あまり環境汚染とか、そういうイメージと合致しないだろうが、僕は花粉症は明らかに公害あるいは公害病であると定義してよいと思う。ある時期になると、日本人の3人に1人が、呼吸器官と目に異状を訴えるのだ。しかも毎年。罹患者数にしてみれば約4000万人だ。よくよく考えてみるがいい。日本で公害病と広く認識されている水俣病であっても、四日市喘息であっても、イタイイタイ病にしても、あるいは伝染病の代表例たるコレラ結核天然痘やインフルエンザであっても、毎年ある特定の時期にほぼ同時に4000万人が発症することはなかったのだ(スペインかぜは5億人が罹患し、5000万人が死亡したが、毎年ではない)。花粉症の罹患者の規模というのは、伝染病やその他の公害病をはるかに上回るものであり、これは明らかに異常であると認識しなければならない。四大公害病や伝染病と異なり、花粉症はそれ自体が原因で死ぬことが稀であるため、あまり注目されないのだろう。また、数ヶ月我慢すれば自然と症状が収まってしまい、忘れられてしまうからだろう。

無花粉の杉を植生しよう

花粉症の原因も特定されている。杉や檜などの針葉樹だ。その多くは、林野庁が植林した人工林における杉である。年間1600万本の杉が植林され、数十年経って僕たちの目と鼻を苦しめるのである。日本においては、建築用木材として高度経済成長時に植林された杉が今も大量に植生している。樹齢が30年程度になると、杉は子孫を残すため、花粉を発生させるようになる。高度経済成長時代に植えられた大量の杉は、今がちょうど最も盛んに花粉を発生させる時期であるといえる。なぜ建築用木材としてこれらの杉が使用されなかったのか。その後の経済環境の変化によって、安価な海外の木材が輸入されるようになり、結果として放置されたものだからだ。これを放置したのは林野庁であるから、まず昨今の花粉症に対して責任の一端があるのは林野庁であるといって差し支えない。伐採して広葉樹林を復活させるべきだった。それをしなかったのは、林野庁の連中がお役所仕事だったからだ。これまで杉を植えればよかったから、それなのに杉以外の樹木を植林する?なぜ前例を踏襲しないのか?それで何かあったら責任取れるの?というアレである。林野庁まじゴミクズ

とはいえ、品種改良という名の遺伝子操作によって、品種は少ないものの、無花粉の杉も開発されている。需要が少なくなったとはいえ、国産の木材需要が0になったわけじゃないから、杉は今後も植林されることだろう。その中において無花粉杉の比率が100%になればよいのである。全ての人工林が無花粉杉に置き換わるのは数十年も先であろうが、それから後の世代に生きる人が花粉症のあの苦しみから解放されるならば、それはそれでいいことじゃないか。

行政の本気度が試される

無花粉杉の普及には、行政(とくに林野庁)の推進力が不可欠だ。現在杉の植林には補助金も出ているが、無花粉杉の植林については補助金を増額し、通常の杉の植林については補助金を減額あるいは停止する。また、植えられた杉は樹齢20年を超えたら伐採し、新しい杉を植える。国産杉の需要はそう大きくは上がらないだろうから、今後は伐採した後の杉の植林が見送られることもあるだろう。そのような地区については、それを広葉樹林にもどす。針葉樹林は土壌が痩せているので、こちらはそう簡単ではないだろうが。とにかく、日本の山林を、原生林たる広葉樹林と、人工林たる無花粉杉林にしてしまうのだ。それができれば、4000万人が花粉症から救われるのだ。あぁなんてすごい仕事だろう。花粉症を撲滅させることができたら、林野庁は国民のヒーローになれるかもしれない。省に格上げもされるかもね。利権なんかに負けるな、林野庁がんばれ超がんばれ。

一方で、花粉症が商売になっている業界もある。製薬会社がそれである。花粉症治療剤の市場規模は約234億円(出典元:富士経済グループ)である。これに、医薬品ではないグッズの市場規模をあわせても、まぁ500億円とかそんなものだろう(適当)。…って調べてみたのだが、正直なところ、思ったより市場規模が小さい。5000億円くらいあるものだと思ってた。

僕は邪推が好きなので、このように考える。おそらく林野庁は製薬業界とつながっており、あえて無花粉杉を広めないようにし、花粉症を広く国民に発症させて、その医薬品を消費者として国民に買わせるような、4000万国民の目と鼻の粘膜と苦しみとストレスを犠牲にした利益供与を行っているのではないか、と。

花粉症が撲滅できれば、3月~5月頃にかけて国民の消費活動とか、そんな大げさなものじゃなくても、暖かくなって気分がアガるとか、そういうプラスの面が多いように思う。花粉症がなくなれば、僕たちは幸せになれる。

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